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ベーシックなルール作りが、プロジェクト遂行を向上させる
~スマイルテクノロジーユナイテッドの、ルールに対する考え方~

スマイルテクノロジーユナイテッド株式会社(以下、STU)は、ゲーム制作会社、CG制作会社といった企業のニーズをくみ取り、プロジェクトを支援することを主業務としている。Autodesk Mayaを始めとする3DCGツールの拡張やプロジェクト進行におけるリスク管理により、より効率的で、使い勝手のよい環境を構築する。高橋氏を中心としたスタッフは、そのキャリアの中で数々の大規模なゲーム開発プロジェクトなどに携わってきた経験を持ち、ワークフローの構築はもちろん、プロジェクト進行中の危機管理にも長けたメンバーが揃う。

スペシャリストが考える“ルール”とは

今回、高橋氏がセミナーで伝えようとしているのは、過去の経験に基づいた、プロジェクトを進める上での「ルールづくり」の重要性。その具体的な手法については後述するとして、チーム内で共有すべきルールのありかたに焦点を当てた。

「かつては制作の現場において、いくつかの3DCGツールを組み合わせ、“イイとこ取り”したフローを構築していたこともありました。今はベースとなる3DCGツールは統一されてきた感はありますが、スカルプトツールやペイントツールについてはまだ定まっていないのが現状だと思います。使う側としては自分なりの使い勝手や好みがあるのは理解できます。ただ、だからと言ってまったく思想の違うアプリケーション間を行き来するのはできれば避けたい。やはり何かしらのロスが発生すると思うんです。データのロスだったり、ツールを使うノウハウのロスだったり。それを防ぐために必要になってくるのが、“ルール”です。チームで動く場合、個人個人のノウハウをいかに共有していくかということが大きな課題になっていきますから、まずベースになるツール決めたら、そのうえで動かすツールもあらかじめチーム内で統一する。小さい規模のプロジェクトだと、つい手に馴染んだツールを使いがちではありますが、それ自体が得策ではないと考えています」

異なったツール間での情報のやり取りを無理矢理行うことは、さまざまなリスクをはらむ。そのリスクをマネジメントするために取るべきなのは、最初から使用するツールについてのルールを設けノウハウを共有する。その環境の中で足りないものは、ルールの範囲内で独自の拡張を施して補っていく。それがチームとしてプロジェクトを遂行していく上での大切な考え方だと高橋氏は語る。

基本のルールは既に完成している

ゲームメーカー勤務時代、大規模なプロジェクトに関わる中、効率的に仕事をするうえで不可欠なルールを構築する場面を経験してきた高橋氏が本セミナーで提案するのは、Pythonの有効活用だ。

「実際に私がゲーム制作にかかわっていた時に一番苦労したのも、やはりルール作りの部分。ゲームは大人数のチームで作り上げるものですから、どうしても非効率的な部分が浮き彫りになってしまいます。では、どうやってルールを作っていくのか。チーム内で議論をするのはもちろん大切なことかもしれません。ただ、誰の主張を取り入れるのか、共有しづらい部分をどこに着地させるのか、ということを考える作業は実は非効率です。そこで、行きついたのがPythonの活用でした。目の前のプロジェクトに携わる者が意見を出し合う前に、何らかのプロジェクトを遂行するための一般的なルールについては、世界中のPythonコミュニティ、開発者の間で、ある程度議論し尽くされているわけです。きちんとした裏付けのもと、結論が出ているんです。それならば、Pythonのコーディングスタイルやその他のカルチャーをベースにした上で、チーム内の細かなルールをそこに載せていけばいい、という考え方が、もっとも効率的なのではないかということです」

効率的に動けるチーム作りのために、高橋氏率いるSTUが提案する“ルールの形”。同社が実務をこなす上で蓄積したノウハウ、さらに、製作の現場で重宝されるであろうテクニカルで具体的な手法を知ることで、あなたのプロジェクトチームはよりスピーディーかつ、ストレスの少ないチームスキルを手に入れられるはずだ。

その具体的な手法は、セミナーレビューページでご覧入れたい。